ミュージカルカンパニーMMG2016年度新入生歓迎会公演「モンテ・クリスト伯」特設サイトをご覧下さり誠にありがとうございます。今公演で演出を務めます、23期の山村理子です。

24.5期2名を新たに迎え、総勢19名で日々お稽古に励んでまいりました。個性豊かで仲の良いこのメンバーで演出をやらせていただけること、１つの舞台を作り上げることに大変幸せに思っております。

 

さて、この「モンテ・クリスト伯」という作品はアレクサンドル＝デュマ・ペールが書いた小説を原作とし、日本では「巌窟王」として知られています。国内外問わず数々の映画や舞台などで上演されてきた作品でございます。

舞台は19世紀初頭のパリ。主人公、エドモン・ダンテスが幸せの絶頂から友人たちの罠によって人生のどん底にまで落とされます。彼が受けた苦しみ、悲しみ、恐怖、孤独、これらが憎しみと怒りに変わり、復讐へと導くことになります。MMG版では復讐に重きを置くのではなく、復讐の先にあるもの・・・「希望」と「赦し」、そして「愛」をテーマとしております。ヒロイン、メルセデスをはじめとするエドモンを取り巻く人々の行き様を描きながらエドモンが復讐を通じて得るものをお客様自身も感じて頂ける作品になれたらと思います。

 

今年で25年目を迎えるMMG。MMGの新たな面を皆様にお見せできるようメンバー一同心を込めて壮大な舞台をお届けいたします。

4月9日、10日ぜひ徽音堂へ足をお運びください。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

 

 

2016年度新入生歓迎公演

『モンテ・クリスト伯』演出

山村理子